2018年7月4日、夕刊フジ・定年起業応援サロンでお話をしてきました。
話の内容は、わたしの目指している定年楽園生活について、説明するとともに、定年後にどのような起業を目指しているかについてお話しました。
巷では人生100年時代ブームです。『LIFE SHIFT』のヒット以来、不老本も売れているようです。しかし、本が売れたからと言って、わたし達の寿命が延びたりすることはありません。この本は、あくまでも今生まれた赤ちゃん、あるいは、現在30前後のみんなの将来の在り方について書かれています。わたしが60歳ですから、ひと世代、ふた世代若い人たちに向けたメッセージなのです。従って書かれていることは未来に起こるかもしれませんが、わたし達の人生には大きな変化をもたらさないということも事実です。ただ、長期的に世の中の仕組みを考える時には必要な視点です。
100年生きることを目標にするのではなく、もう少し現実に目を向けてみましょう。ざっくり平均寿命をみてみましょう。男性が80歳に手が届き、女性は86歳を上回っています。この数字だけを見て、60歳で定年退職すると、「あと、20年たっぷり時間がありますね」などと言われますが、本当でしょうか。
健康寿命と平均寿命を分けて考えてみます。自律的な活動が出来るのが、健康寿命だと言われています。すると、あくまで平均値ですが、60歳の方はあと11年、65歳で雇用延長を終えた方はあと6年ということになります。あくまでも平均値です。定年退職後は今までの疲れを癒すために一年ほどのんびりしてからボチボチ活動を始めたいなどという悠長なことは言ってられないと思います。
おそらく、少しづつ体力も知力も衰えていくことは間違いない。健康でないからと言って何も出来ない訳ではありません。しかし、何かスタートするのは今が最適だということだけは毎違いの無い事実だと思っています。
次は可処分時間(自分の時間)がどれくらい使えるかをイメージとして表した図です。現役時代は、週末をアフターファイブを最大活用していたので、約50%が可処分時間でした。ただし、平日は残業に追われ土日も仕事ばかりの方は、この数字が限りなく低いのではないでしょうか。これも個人差があります。では、定年退職後。仕事をしないわたしの場合にはどうでしょうか。正真正銘100%が可処分時間です。何をやってもいい。働いていないのだから何の制約もありません。
しかし、収入がゼロということを受け入れる必要がありますね。
限られた時間を有効に使う方法についてお話しました。
まず、一番大切なのは、健康です。健康を害するということは貴重な自分の時間を減らしてしまうことになります。有効な時間を生み出そうとする前に、時間を減らさない工夫をしたいと思います。健康には精神の健康を肉体の健康があります。特に注意しなくてはいけないのは、精神の健康だと思います。
次に大切なのは、人とのつながりです。現役の時には人的ネットワークと言ったと思います。定年退職すると、特に地域コミュニティが重視されます。急ぐ必要はありませんが、徐々に加わってはいかがでしょうか。しっくりくるものが無ければ、自分で作ってしまいましょう。急ぐ必要はありません。
定年退職後に体力勝負の仕事が出来るひとはそちらも選択肢だと思いますが、わたしは出来るだけ知的生産活動にシフトしたいと考えています。皆様はいかがでしょうか。
次にお話するのは、わたしが定年退職した後3か月間の活動のプラットフォームです。おカネのかかるものもありますが、ボランティアレベルのものもあります。要は好きなことをやれればいいなと思っています。これが、わたしが定年退職した後3か月間の活動のプラットフォームです。何かの分類に当てはまるものではありませんし、真似をしていただくようなものでもありませんが、今わたしの頭の中で進めたいプロジェクト達です。イメージはスマホのアプリです。役に立つと思うものはプラットフォームに置いて活用する。使わなくなったら削除するというイメージです。
地域コミュニティというものに参加したことがなかった。なにしろ、職場と自宅の往復に加えて、社外勉強会やビジネス書の執筆など、時間的にも余裕が無かったのが本音だ。そこで、地域コミュニティへの参加と積極的なコミュニティ作りに取り組んでいます。キッチンスタジオ古民家は、毎月パーティを開催していますが、定年楽園生活でも継続してパーティを開催する予定です。お楽しみに。
現役時代にやっていた人脈創りフォーラムは、毎月虎ノ門で開催していました。これも継続して虎ノ門で開催する予定です。自宅からの距離が離れるが都心で開くことに意味があると思っています。
前回の人脈創りフォーラムの様子です。同じ悩みや問題意識を持った方々と話をすることによって、刺激を受け、前に進もうというモチベーションが湧きます。ぜひ、ご参加ください。
次回の人脈創りフォーラムは、40代、50代から始める副業術というテーマで藤木俊明さんに7月18日(水)にスピーチをお願いしています。
キッチンスタジオ古民家の全景です。建物は古いのですが、中はリフォームしてパーティ会場として使えるようになっています。
女と男の料理教室も地域コミュニティの核として開催したいと考えています。
沖縄の泡盛新聞の関東支局を作りました。泡盛の普及に向けて微力ながら活動を開始したいと考えています。
泡盛の普及のためのコミュニケーションパーティを7月22日に開催します。
陶芸家としての活動の第一弾として、多肉植物の楽しみ方(仮題)という本を出版する予定です。もちろん、わたしだけでは作れません。園芸家、写真家、陶芸家のコラボレーションで制作しています。8月以降に出版予定です。
沖縄で最大のイベントが沖縄に居酒屋を作るということです。小さな居酒屋、ゆっくりくつろげる居酒屋を目指しています。わたしだけではできませんので、皆様のアイデア、資金力をお借りして完成させたいと思います。
夕刊フジ・定年起業応援サロンの2次会の様子です。今日は35度以上の猛暑日でした。ビールが美味しい。
このお店は台湾料理のお店です。ホッピーと台湾料理のマリアージュを楽しみましょた。皆様、ありがとうございました。小石雄一。